プラダがRe-Nylonコレクションの広告キャンペーンを発表。エマ・ワトソンとベネディクト・カンバーバッチを起用
ナイロンは、プラダのデザイン理念の核にある改革主義の象徴です。実用的な素材を再検討し、新たなコンテクストで用い、デザインを通じて昇華させる。ナイロンは70年代末からブランドを代表する素材となりましたが、ミウッチャ・プラダがプラダのアイテムにナイロンを取り入れたことは、「ラグジュアリー」に対する当時の考え方を一新する行為でした。こうしたプラダの改革が、現代で広く認められるラグジュアリーの一部としてのナイロンを確立させました。40年にわたり、プラダはそのDNAの中心に常にある思考プロセスへの重要なつながりとして、アクセサリーとウエアにおけるナイロンの使い方で既成概念に挑戦し続けてきました。
Photo by Willy Vanderperre / Courtesy of PRADA
21世紀においてラグジュアリーの考え方は再び変化し、イデオロギーや環境への配慮を取り入れるようになりました。これが「シンキング・ラグジュアリー」です。Prada Re-Nylonはこのアイコニックなファブリックを、素材の品質を損なうことなく何度でもリサイクルできる再生ナイロン糸、ECONYL®へと進化させました。