リステア柴田×伊勢丹バイヤー1/2--伊勢丹新宿店の新カテゴリー“モードエントリー”とは?【INTERVIEW】
そういう意味で、年齢は少し上がったのかもしれません。
――少し抽象的な質問になりますが、柴田さんが考えるファッションというのは?
柴田:うーん、難しいですね。個人的な考えですが、ファッションは自己表現の一つ。着飾っても、着飾らなくてもその人の人生は変わらないのかも知れないけれど、私達は表現の一つとして、それは変えられると思っている。お化粧や、物を食べるのと一緒ですね。
――柴田さん自身はいつからファッションのバイヤーを目指したのですか?
柴田:ずっと小さいころから着飾ることは好きだったんですが、バイヤーを最初から目指したわけではありません。欲しい服が買えれば最初はそれで良かったのが、だんだんエスカレートしてバイヤーになりました。バイヤーになったのは、2000年頃からです。
――リモデルから1周年を迎え、伊勢丹新宿店がルシェルブルーを2階に導入した背景は?
井辻:若い層のファッションで、誰かと同じファッションが良いという価値観だったのが変化してきているという背景があります。リモデルから1年が経ち、分析してみると、モードに非常に興味を持った若いお客様が増えているという実感があります。