くらし情報『リステア柴田×伊勢丹バイヤー1/2--伊勢丹新宿店の新カテゴリー“モードエントリー”とは?【INTERVIEW】』

リステア柴田×伊勢丹バイヤー1/2--伊勢丹新宿店の新カテゴリー“モードエントリー”とは?【INTERVIEW】

ファッションが好きで、今何を着るべきかを理解しているお客様ですね。

――その理由は何なんでしょうね?

柴田:あまりにも服屋さんが多く、ファストファッションが増えて、トレンドが安易に取り入れられるようになりました。そこに疑問を持ったファッション好きな女性達が、少々高くても意味のある洋服や、メッセージ性のあるものにお金を出そう、という気持ちが芽生えているのではないでしょうか。

井辻:自分で良いと思うモノを着たいという思いであったり、誰かが良いと言ったから着ると言うのではなくて、自分自身で体感しないと分からない、というか……。

柴田:食べてみないと分からない、っていう感じ(笑)。

井辻:そうそう。

――伊勢丹新宿店では、モードエントリーのゾーンとしてルシェルブルーを位置づけていますが、その意図は?

井辻:お金にもゆとりが出てきた20代後半から30代前半の女性が海外の有名メゾンなどの商品も見て、知ってはいるけれど、価格も高いしシーズンに何着も買えない。自分自身が社会に出て、経験を積んで世の中を知ってきた時に見えてきた“モードのエントリーとしての部分”がルシェルブルーなのでは、と考えています。

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