MCMトップが語る日本再上陸の野望2/2--加賀美由加里MCM日本法人代表【INTERVIEW】
このプロジェクトにより被災地の雇用を創出するとともに、売り上げの一部を他の被災地に寄付します。双方に利益を生むウィン・ウィンではなく、今後は双方が幸せになるハッピー・ハッピーであることが重要だと考えています。
――銀座旗艦店ではアパレルラインの取り扱いもありますが。
ジェンダーレスでエイジレスなウエアをそろえています。ただ、全体のコレクションに占める割合は数%で、バッグコレクションを補足するような形で展開しています。
――その後の出店計画は?
直営店は、年内に東京に2店舗目、大阪に1店舗をオープンする予定です。2015年には、福岡や名古屋などへの出店を計画しています。伊勢丹や三越、高島屋、大丸、阪急を始めとする全国有力百貨店へ販路を拡大しながら、従来通り、セレクトショップでの卸しも継続していきます。
これまで国内の販売店が少なく、顧客がアジアの店舗まで足を運び商品を購入するケースも多かったので、販売店舗と共に商品のバラエティーも充実させていきたいと考えています。
――今後、ブランドをどのように成長させていこうとお考えですか?
80年代のイメージから、新しく生まれ変わるMCMをアピールしていきたいと思います。