新生ロエベ世界初店舗、表参道にオープン。JWアンダーソン作る時空融合ショップ
夜にはぼうっと柔らかい光を外界へと投げ掛ける。脇に掛かる1階床までつながるリネンカーテンと共に陰翳を織りなし、一層の温かみを生む。店内は地下1階・地上2階の3フロア構成。各階に先日発表された15SSメンズコレクションのウエアやプレローンチ カプセルコレクションのバッグが並ぶ。随所に新たなクリエーティブディレクションのもと新生ロエベのカルチャーを反映する要素を盛り込んだ。宙に浮いたような石の階段やラフィアやセラミックのディスプレイが付いた大型木製テーブル、ウィリアム・モリス(William Morris)がデザインしたイスなどイギリスのアーツ・アンド・クラフツ時代のアンティーク家具を設えた。これらが作り出すシックな空間に、意外性のある和の要素が採り入れられている。オープンを記念して、20世紀を代表する日本人陶芸家の1人であり、イギリス人陶芸家のバーナード・リーチ(Bernald Leach)と共に作陶活動を行った、初代濱田庄司から3代にわたり名匠を擁する濱田窯(栃木県・益子)の陶器作品をディスプレイ。
1階階段室壁面には彼らの作品が展示され、中央には、3代目友緒がロエベに着想を得て特別に制作した作品2点「タイ(TIE)」