【Rie Omoto/生き方】世界で活躍するメイクアップアーティストが見据える未来
がセミナーを開催するという情報を耳にして、渡仏。これも大きな転機のきっかけですね。
金銭的にも簡単なことではありませんでしたが、どうしても参加したかったので、えい!と渡仏しました。
――そしてRIEさんのメイクがリンダの目に止まって「パリに来ない?」と誘われたんですね。すぐに彼女についてパリコレを回るようになったと伺いました。RIEさんが世界の舞台一歩を踏み出した瞬間と言えますね。
名だたるメゾンのショーのメイクに携われたのはとても勉強になりました。その後、ニューヨークに拠点を移すことになったのは、フォトグラファー、リチャード・アヴェドン(Richard Avedon)に出会ったから。
ニューヨークのオープンな雰囲気が私に合うなと思ったんです。
――では、メイクのお仕事に戻ってお話を伺いますが、エディトリアルの世界でも、『ヴォーグ』誌や『エル』誌といった世界的なファッション誌をRIEさんのメイクが飾っていますね。最近の作品の中でのお気に入りは?
『ヌメロ チャイナ』の表紙とカバーストーリーを、THREEのモデルも務めるグィネヴィア・ヴァン・シーナス(Guinevere Van Seenus)