くらし情報『【Rie Omoto/生き方】世界で活躍するメイクアップアーティストが見据える未来』

【Rie Omoto/生き方】世界で活躍するメイクアップアーティストが見据える未来

大切な時間を費やすのですから、「イケてない」という仕事をするのは自分にとっても良くない事ですしね。

――忙しいと、そう思っていなくても疎かになってしまうことがありますね。

そう。毎日働いて疲れ過ぎると、仕事にかけるパワーがどんどん薄いものになるような気がするんです。だから、10の仕事をするよりも、本当に集中してできる3つの仕事をやるほうが、お互いハッピーになれると思うようになりました。

――RIEさん個人としては他に、何かお考えになっていることはありますか?

メイク、ヘアやファッションをトータルに見る小さな学校を創れたらいいなと思っているんです。既存のメイクの学校は、卒業してからアシスタントをしつつ仕事の勉強をしていくわけですが、となると、学校の役割は何なのか疑問になりますね。卒業したらすぐに実践できることを学べる学校があったらいいんじゃないかと思うんです。
というのも学校ではメイクのことしか教えません。従来の学校では、テキストはアップデートされず、教え方も変わらないから、時代遅れになってしまって、そこで学んだことを仕事で生かすことができないのです。しかも、メイクもヘアも、教わるのは首から上だけ。

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