【ファッション再生】“機械・ファッション大国である日本”イエリ社長×兼松繊維社長2/3
多分、自宅の分別ゴミ(穴開いた靴下とか含めて)で捨てられているものでも100万トンあるので、約200万トンくらい捨てられているだろうと言われています。家電ゴミの中からのアルミの再生率が約78%。一方洋服の200万トンはどれくらいがリユース、リサイクルされているかというと12・13%しかないんです。しかも、軍手とかロープとか車のシートとかそういうものにしか再生されず、ファッション衣料に戻るというのはほぼ皆無。これ、200万トン分廃棄されているのってほぼ天然素材だから。先日、ジーンズ協会の会長さんがおっしゃっていたんだけど、2025年にはデニムを作る綿が世界中からなくなると言われているらしい。それはなぜかというと、人口が増え100億人に達したときに食料不足が起きて、綿畑を作ることより食料畑を作ることが優先される。よって綿畑は世界中から消えていってしまうのです。
あり得る話だよね。石油と同じですよ。少なくなってくれば搾取が始まり、戦争が始まり…。まあ、コットンの場合だと代わる素材を探すということになるかもしれないけどね。紙とか。となると、食料のことももちろん問題だが、我々は食品業界の人間ではないのでアパレルの原材料不足問題は本当に深刻。