H&Mと文化ファッション大学院大学の共同プロジェクト2/2--ファッションを通して人生にかかわる【INTERVIEW】
――学生とのやりとりで印象に残っていることはありますか?
P:アイデアや技術面など、興味深い提案が多く、全体的なレベルは高かったといえます。みなさん本気でプロジェクトに取り組み、優勝のために頑張っていました。
――プレゼンテーションはいかがでしたか?
P:英語でのプレゼンテーションがあったので、言葉の問題も多少ありましたが、プレゼンテーション能力は、就職した後に学ぶことができます。私達デザイナーは良い服を作るだけでなく、アシスタントの育てることも仕事の一つ。その一環として、プレゼンテーションやコミュニケーションスキルについても教えていきます。
――学生時代に学んでおくべきことは何でしょうか?
P:真面目に勉強して、様々なことに好奇心を持つことが大切です。学生時代に記憶に残っているのは、チューターから「最終的には編集しなければならない」と言われたことです。つまり、やりたいこと、やりたくないことなどたくさんのことを自分の中で整理していくことが重要です。
例えば、多くのアイデアがあることは良いことですが、最終的には取捨選択して、削ぎ落としていかなければなりません。今回の優勝者もコンセプトを明確にすることで、強いメッセージ性を打ち出すことが出来たのです。