くらし情報『大友良英 「音楽と美術のあいだ」、東京オペラシティでスタート』

2014年11月23日 11:30

大友良英 「音楽と美術のあいだ」、東京オペラシティでスタート

スピーカーの前を通過したり、立ち止まったりしながら、複雑に変化していく演奏音を楽しむ。

異なる芸術表現である「音楽」と「美術」は、お互いにそれぞれの歴史を持ち、各々独自の発展を遂げてきた。近年、両者の領域を横断する多様な表現が生み出されてきているが、それらは従来の芸術ジャンルの外枠を大きく拡げた一方、各分野の間にあった境界線は曖昧なものとなった。

大友は「(音響作品である)『quartets』は時間を掛けてゆっくりと“観”ほしい作品」と語る。本展は美術館における音響インスタレーション作品の存在意義を、鑑賞者に再び問うものである。大友の作品は、固定化した聴覚音源とも、一過性のライブ体験とも異なる、「展示による上演」という新しいシステムを鑑賞者に観せてくれる。

今一度「音楽」と「美術」それぞれに目を向けながら、それらの「あいだ」にあるもの、それらの「あいだ」を繋ぐものとはなにかを考えさせる展覧会だ。

【イベント情報】
「大友良英音楽と美術のあいだ」
会場:NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]ギャラリーA
住所:東京都新宿区西新宿3-20-2東京オペラシティタワー4階
会期:11月22日から2015年2月22日
時間:11:00から18:00
休館日:月曜日(祝日の場合翌日)

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