多様なボタニカル、素材へのこだわり【ロンドンウィメンズ1日目】
J. JS リー15SSコレクション
ロンドンファッションウィークが9月12日から16日まで開催され、各ブランドが15SSウィメンズコレクションを発表した。
開幕を飾った「J. JS リー(J. JS Lee)」は、デザイナーの友人でもある現代アーティスト、ミーキョン・シン(Meekyoung Shin)の作品をインスピレーションに、このブランドとしては初めてのグラフィックなボタニカルプリントを作り出した。アイリスとデイジーを押し花にした上でスキャンし、コンピュータ上で処理を行ったイメージが、プリントの原型となった。同プリントを使ったコレクションは、グランジ風を取り入れたリラックステーラード。シャツの肩はゆるやかに落ち、ジャケットはウエストを強調しない。アートからの連想で額縁もモチーフとなり、ドレスの上にグラフィックなスクエアを描いた。
同じくリラックス風味のテーラードにアシンメトリーなギャザーとスリットで変化を付けたのは「ユードン・チョイ(Eudon Choi)」。画家のジョージア・オキーフ(Georgia O’Keeffe)をインスピレーションに、オキーフ風の大きな花のプリントとストライプのシャツ地を合わせたドレスも見せた。