くらし情報『“女性の背中がインスピレーション”舘鼻則孝の靴が美しい理由』

“女性の背中がインスピレーション”舘鼻則孝の靴が美しい理由

――あなたにとってフェティシズムの対象はなんですか?

フェティシズムを感じるのは、女性の背中。自分が見たことのあるもの以上の美を生み出すことはできません。少なからず女性的なラインや形は作品の造形に影響を与えているでしょう。

――官能をひと言で表すならば。

人生のまどろみ。

【舘鼻則孝プロフィール】
1985 年、東京生まれ。歌舞伎町で銭湯「歌舞伎湯」を営む家系に生まれ鎌倉で育つ。シュタイナー教育に基づく人形作家である母親の影響で幼い頃から手でものをつくることを覚え、15 歳の時より洋服や靴の製作を独学で始める。
東京藝術大学では絵画や彫刻を学び 後年は染織を専攻し、花魁に関する研究と共に日本の古典的な染色技法である友禅染を用いた着物や下駄の製作。2010 年自身のファッションブランド「NORITAKA TATEHANA」を設立。全ての工程が手仕事により完成される靴はファッションの世界にとどまらずアートの世界でも注目されている。レディー・ガガやダフネ・ギネスに作品が愛用されているということでも知られている。12月17日より、渋谷ヒカリエで個展「舘鼻則孝 展」を開催する。
“女性の背中がインスピレーション”舘鼻則孝の靴が美しい理由

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