くらし情報『特別展「THE 新版画」美術館「えき」KYOTO - 川瀬巴水や伊東深水など、貴重な新版画を一挙公開』

2023年5月4日 15:00

特別展「THE 新版画」美術館「えき」KYOTO - 川瀬巴水や伊東深水など、貴重な新版画を一挙公開

特別展「THE 新版画」美術館「えき」KYOTO - 川瀬巴水や伊東深水など、貴重な新版画を一挙公開

特別展「THE 新版画版元・渡邊庄三郎の挑戦」が、美術館「えき」KYOTOにて、2023年6月24日(土)から7月30日(日)まで開催される。広島、神奈川、高知でも開催された巡回展だ。

多彩な新版画と共に辿る渡邊庄三郎の軌跡
新版画とは、明治時代以降衰退の一途をたどっていた浮世絵木版画の再興を目指し、高い芸術性を志向して制作された、新たな浮世絵木版画だ。大正時代から昭和時代にかけて、これを牽引し世に広めていったのが、版元・渡邊版画店の渡邊庄三郎(わたなべ しょうざぶろう)である。

浮世絵の美しさに魅了された渡邊は、1909年(明治42年)、東京・京橋に渡邊版画店を開業。江戸時代以来の浮世絵木版画の伝統である絵師・彫師・摺師の分業体制を踏襲しつつも、伊東深水や川瀬巴水といった新進気鋭の画家を絵師として起用し、従来にはない複雑かつ華麗な彩色、「ざら摺り」といった手摺りならではの技法を駆使することで、新たな浮世絵木版画を生みだした。

展覧会「THE 新版画版元・渡邊庄三郎の挑戦」は、残存数の少ない貴重な渡邊版の初摺作品を通して、新版画の生みの親・渡邊庄三郎の挑戦の軌跡をたどる展覧会。川瀬巴水の《東京十二題こま形河岸》や小原祥邨の《柘榴に鸚鵡》など、さまざまなジャンルにわたる新版画作品を展示する。

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