2024年1月22日 17:00
映画『関心領域』アウシュヴィッツ強制収容所の隣で暮らす家族を描く、ジョナサン・グレイザー監督
A24製作映画『関心領域』が、2024年5月24日(金)より新宿ピカデリーほかにて全国公開される。
アウシュヴィッツ強制収容所の隣で暮らす家族を描く
映画『関心領域』は、イギリスの作家マーティン・エイミスの同名小説を原案にした作品だ。原題となる「The Zone of Interest(関心領域)」は、第二次世界大戦中、ナチス親衛隊がアウシュヴィッツ強制収容所群を取り囲む“40平方キロメートルの地域”を表現するために用いた言葉。映画では、アウシュヴィッツ強制収容所と壁一枚を隔てた屋敷に住む収容所の所長と、その家族の暮らしが描かれる。今までにない冷酷なホロコーストドラマに注目だ。
劇中では、どこにでもある家族の穏やかな日常が描かれる。壁の向こうにはまるで何もないかのように暮らしている。しかし、壁一つ隔てた収容所の存在が、音、建物からあがる煙、家族が交わす視線や気配から着実に伝わってくるという、異様な空気感が漂う作品となっている。
監督はジョナサン・グレイザー
監督は、2013年にスカーレット・ヨハンソンが主演を務めた映画『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』で知られるジョナサン・グレイザー。