2024年3月5日 13:40
イッセイ ミヤケ 2024年秋冬ウィメンズコレクション - “まとう服”の追求、一枚の布から
また、暖かな和紙・ウール生地を帯状にしてまとうトップスやドレス、もとの生地幅を活かしたほぼ四角形のパターンから作ったアシンメトリーパンツなども登場。いずれも、折り重なる布地から成る優雅な分量感が特徴だ。
鮮やかな色が彩る旅人の装い
ピンク、イエロー、グリーンといった鮮やかな色彩が目を引くハンドプリーツのルック「ワンダー(WANDER)」シリーズは、着込んだ旅人のような佇まいに。繊細な透け感と独特のハリを持つ生地をベースに、円形と直角の型を用いてハンドプリーツを施した。プリーツによって様々な方向に生地が流れ、唯一無二のバランスを生み出している。
秋の七草を生き生きと描き出した、ヴィヴィッドなロングコートやポンチョもまた、どこか旅人を思わせるピースだ。草花に直接絵の具を塗ることで作り出した絵柄が、大胆さと繊細さの両方を表現。野草の生命力を思わせる仕上がりとなっている。
アサガオの花や空の色を表現したニットウェア
さらに、ニットも充実している。袖口や裾がアサガオの花のように広がる無縫製ニットトップスやドレスは、水色からグリーン、ホワイトからライラックへと徐々に色が移り変わっていくのがポイントだ。