表参道「エスパス ルイ・ヴィトン東京」にてピエール・ユイグの展覧会 -映像で誘われる視覚・聴覚の旅
架空の人物は「もう一人の自分」という視点で見ると興味深いかもしれない。
もう一方の作品『A Way in Untilled』(2012)は、国際的な現代美術展「ドクメンタ13」の会場であったドイツのカールスウアウエ公園内で撮影された映像。頭部が蜂の群れでできた横たわる女性像『Untilled(Liegender Frauenakt)(未耕作地(横たわる裸婦))』という彫刻作品の周りで、有機物が腐敗していく様子が映される。ナレーションはなく、公園の堆肥の上に、人工的な物、無生物、有機体、植物、動物、人間、バクテリアなどが、何にも関心されずに打ち捨てられたままでいる様子が流れる。
SF的な要素のあるドキュメンタリー映像を通して、ピエール・ユイグは観る者を視覚・聴覚的な“旅”へと誘う。
【詳細】
『ピエール・ユイグ - アンティルド ホスト(Pierre Huyghe - Untilled Host)』
会期:2016年6月25日(土)~2017年1月9日(月・祝)
会場:エスパス ルイ・ヴィトン東京
住所:東京都渋谷区神宮前5-7-5 ルイ・ヴィトン表参道ビル7F
開館時間:12:00-20:00
休館日:表参道店に準ずる
入場料:無料
【問い合わせ先】
ルイ・ヴィトン クライアントサービス
TEL:0120-00-1854
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