「ジャン・プルーヴェ:組立と解体のデザイン」展が南麻布で - 日本初を含む家具と建築の研ぎ澄まされた美
また、同室には代表作のひとつであるテーブル「トラペーゼ」を、彫刻家アレクサンダー・カルダー本人からプルーヴェ宛てに贈られたとされる作品とともに配置する。
日本初公開となる組立住宅《F 8x8 BCCハウス》
会場となるフランス大使公邸の庭には、日本初公開となる組立住宅《F 8x8 BCCハウス》を展示する。
本作は、1941~43年の戦時下に制作された、ジャン・プルーヴェと親交の深かった建築家ピエール・ジャンヌレとの協働による。プレファブ工法の早期実践例であり、本展で展示されるのは世界に2点しか現存しない貴重な作品だ。内部デザインは建築家/デザイナーのシャルロット・ペリアンが手がけ、プルーヴェ、ジャンヌレ、ペリアンが本作のためにデザインした家具が並んでいる。
そして、ここでは実際に室内に入って鑑賞が可能。本作の縮小モデルやアーカイブ資料も同時に紹介されているので併せて観賞してほしい。なお、700名分のチケットは即完売するほどの人気。
完全事前予約制となっており200名分の追加を受付する。
【開催概要】
the CONSTRUCTORジャン・プルーヴェ:組立と解体のデザイン
会期:
2016年10月22日(土)