「グレース・ケリー展」東京・二子玉川で開催 - ハリウッド女優からプリンセスになった女性の生涯に迫る
エルメスの‟ケリー”バッグ
グレース・ケリーの代名詞といえば、エルメスの‟ケリー”バッグ。発売当初は異なる名前がついていたが、彼女が愛用している写真が発表されたことから人気に火がつき、世界的に‟ケリー”と呼ばれるようになったというエピソードもある。会場では、この‟ケリー”バッグをはじめ、グレースが愛用したファッションアイテムを紹介。
公妃の華麗なるクローゼット
26歳の若さでプリンセスとなったグレースは、シャネル(CHANEL)、ディオール(Dior)、イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)といったメゾンブランドを愛した。当時の流行を押さえつつ、上品さを兼ね備えた装いは、公妃にふさわしい華と品がある。
ウェディング・ドレス
プリンセスを象徴する、何百ものパールをあしらったウェディング・ドレス。アンティークレースが用いられ、繊細ながらも趣深い一着だ。この高貴なドレスが、公室所蔵の映像とともに9月に東京・銀座で日本初公開された。
「世紀のウェディング」の豪華さがうかがえるだろう。ドレッサールームの再現
どの展示品からも伝わるのは、洗練とエレガンスをまとった公妃の姿。おとぎ話の主人公のように語られることが多い彼女だが、その人生は知られざる葛藤と挑戦の連続であった。