文化服装学院の文化祭「游於藝(げいにあそぶ)」をレポート - 図書館や博物館も紹介
ここだけでしか出会えない本も多い。
また、文化祭期間中は「メンズ古今東西」と題した資料展示を実施。雑誌『ポパイ』が創刊40周年、『メンズノンノ』が創刊30周年など、多くの雑誌が節目を迎えるこの年にふさわしい題材だ。
中世から近世にかけては、17~19世紀のヨーロッパ各国や日本で発行された貴重資料を紹介。西洋の軍服や武士和装についての書籍が揃っている。一方、近現代のものについては、海外や日本のメンズファッション誌が展示されており、こちらは実際に手に取って見ることができる。
世界でも珍しい資料が揃う文化学園服飾博物館
文化学園服飾博物館では、“「衣」を通して世界の文化を知る”をテーマに日本だけでなく、アジアやヨーロッパの様々な衣服や染織物を公開している。また、同館の展示に加えて所蔵品を国内外の美術館・博物館に貸し出すなど、「衣」を通した文化交流にも取り組んでいる。
なお、1年を通して世界を網羅できるよう、年間で約4回の展示替えが行われる。現在は「日本人と洋服の150年」展を開催中。江戸時代、西洋文化の影響を受けだしたころの和服や、鹿鳴館時代に登場したバッスルスタイルの貴重なドレスなどが展示される。