くらし情報『映画『サーミの血』北欧から届いた、自由を求めて生き抜いた少女の物語』

2016年11月10日 19:00

映画『サーミの血』北欧から届いた、自由を求めて生き抜いた少女の物語

映画『サーミの血』北欧から届いた、自由を求めて生き抜いた少女の物語

映画『サーミの血』が、2017年9月16日(土)より、新宿武蔵野館、アップリンク渋谷ほか全国で順次公開される。

北欧スウェーデンの美しい自然を舞台に描くのは、サーミ人の少女の成長物語。彼女が願ったのは、ただ、自由に生きていくこと。都会的な少年ニクラスと出会い恋に落ち、外の世界に出ていく。差別に抗い、生き抜くいていく感動作だ。

サーミ人とは?
サーミ人とは、スウェーデン北部のラップランドで暮らす先住民族で、トナカイを飼い暮らす人々。その他の国では、フィンランドやノルウェーにも住んでいるそうだ。言語はスウェーデン語ではなく、フィンランド語に近い独自の言語を持つ。
特に映画の舞台となる1930年代は、分離政策の対象、また劣等民族として差別されていた。例えば、寄宿学校ではサーミ語を使うことさえ許されなかった。そして今なお、支配階級と劣等民族の構図はまだ存在していると言う。

サーミ人による映画
監督のアマンダ・シェーネルはサーミ人の血を引き、主演のレーネ=セシリア・スパルロクは、今もノルウェーでトナカイを飼い暮らしているサーミ人だ。そのため、民族衣装や小道具に至るまで正確に再現されている。

なお、音楽は『ニンフォマニアック』『メランコリア』など、ラース・フォン・トリアーの作品を手掛けてきたデンマークの作曲家クリスチャン・エイドネス・アナスンが担当。

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