角田光代の原作映画『月と雷』初音映莉子&高良健吾が主演
監督を務めるのは『blue』『海を感じる時』の安藤尋。リアルな台詞と丁寧な演出で、地方都市で生きる登場人物の心理描写を強く描き、小説の世界観を新たに拡げている。
【詳細】
映画『月と雷』
公開時期:2017年10月7日(土)テアトル新宿ほか全国公開
出演:初音映莉子、高良健吾、藤井武美、黒田大輔、市川由衣、村上 淳、木場勝己
草刈民代
監督:安藤尋
脚本:本調有香
原作:角田光代
©角田光代/中央公論新社 ©2017「月と雷」製作委員会
【ストーリー】
幼少の時に母が家出し、“普通”の家庭を知らぬまま大人になった泰子(初音映莉子)。仕事はスーパーのレジ打ちで、ほとんど家と職場を往復する代わり映えのない日々を過ごしている。婚約者も出来、結婚の準備を進めていた。亡くなった父が残してくれた持ち家で暮らし、生活の基盤はしっかりしている。
刺激に満ちた生活を送っているわけではないが、「あたしはこれから普通の家庭を築き、まっとうな生活を 重ねていく―。」結婚を控え、そう考えていた。
そんなある日、かつて父が愛人として連れてきた女・直子(草刈民代)の息子・智(高良健吾)が突然泰子の前に現れる。
かつて半年間だけ一緒に暮らした男だ。