2017年9月30日 19:45
メゾン マルジェラ 2018年春夏コレクション - 架空の空港で出会うグラマラスな女性たち
メゾン マルジェラ(Maison Margiela)の2018年春夏コレクションが、パリ・ファッション・ウィーク2日目の2017年9月27日(水)に発表された。
「日本航空より上海から東京へご出発のお客様にご案内いたします。東京行き、○時〇分発、○○便をご利用のお客様は〇番ゲートよりご搭乗を開始致します。」―誰もが一度は耳にしたことはある空港のアナウンス。架空の発着便そして優先搭乗の案内音が、今季のメゾン マルジェラを彩るサウンドだ。日本語、英語、中国語。順番に響き渡るアナウンスオンは全く別の空間へトリップしたような気分にさせる。
空港を題材にしたユーモラスなアイデアは、ショーピースにも落とし込まれた。預け荷物用のタグが、襟元、ストラップに取り付けられている。
バーゴード付きタグは寄せ集めて、パッチワークスカートや帽子に変幻。ネックピローやアイマスクも登場し、モデルが小脇に抱えた新アイコンバッググラム・スラム(‘Glam Slam)は、枕のようにふかふかだ。
ウィットに富んだ演出のもと展開されているが、クリエーションのベースは、先に発表された2017年秋冬アーティザナルコレクションであろう。