2017年12月23日 15:35
渋谷駅桜丘口地区に新複合施設、2023年に竣工 - 歩行者デッキ・地下車路も整備
渋谷再開発プロジェクトの中で、コアとなる7つのプロジェクトが進められている今。そのうち、渋谷駅中心地区の都市基盤整備を完成させる重要なプロジェクトとされるのが、渋谷駅南⻄部に広がる桜丘地区の玄関口となる「渋谷駅桜丘口地区」の開発だ。当該地区を整備することで、渋谷の街全体の魅⼒向上に貢献する。
「渋谷駅桜丘口地区」は、A、B、Cの3つの街区に分けられる。A、B街区には、A1、A2、A3棟からなる2つのビルが建ち、2020年度の開業に向けて、中・高層部にハイグレードオフィス、低層部にまちの賑わいを創出する商業施設、加えて渋谷駅至近となる住宅棟等を計画している。
また、桜丘地区玄関口のランドマークとなるアーバン・コアを整備し、国道246号を南北方向に横断するデッキ、並びにJR線を東西方向に横断する東西通路等のデッキレベルの歩行者動線と地上部とを繋ぐことで、多層にわたる歩行者ネットワークを構築。街区再編により新たに整備する都市計画道路補助第18号線の上空に広幅員の歩行者デッキ(横断橋)をかけることで、桜丘地区後背の丘陵地と渋谷駅との円滑なバリアフリーアクセスを可能にする。また、駅周辺の自動⾞交通を円滑にするための地下⾞路ネットワークも整備する予定だ。