くらし情報『映画『未来のミライ』細田守監督・脚本、甘えん坊の男の子と未来からきた妹の“きょうだい”物語』

2018年3月5日 11:40

映画『未来のミライ』細田守監督・脚本、甘えん坊の男の子と未来からきた妹の“きょうだい”物語

なので、映画に登場する家は実際に建てようと思えば建つんです。

Q.家のデザインでこだわった点は?

新しい家族にふさわしい新しい家にすること。『未来のミライ』では、子育ての方法を含めていまの時代の新しい家族を描いているので、平屋のような伝統的で昔ながらのデザインは取り入れていません。

段差を使って家の構造を仕切り、壁をなくす。壁がないので、どこにいても家族みんなのことが見える。主人公くんちゃんの子供部屋は1番下にあるんですが、そこから見上げると他の部屋が見える。4歳の子供が走り回って冒険できるような家にしたいと思って作りました。

Q.表現的なことですが段差というキーワードは、細田監督のこれまでの作品に通じるところがありますよね。
『時をかける少女』もそんなシーンが印象的に思えました。

段差・斜面っていうのは映画にとって重要な要素です。例えば平地だと成り立たない、坂道がないところじゃないと物語が組めないことがしばしばあります。高低差がダイナミックな空間を生み出す。そこに映画的な力が宿ると思うのです。

『未来のミライ』では、家はもちろん未来の東京駅のシーンでも段差の要素を取り入れています。

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