2018年4月29日 17:45
「ミュシャ展」静岡市美術館で開催 - アール・ヌーヴォーの旗手、初期から晩年まで約250点
「ミュシャ展 ~運命の女たち~」が、静岡市美術館にて2018年6月2日(土)から7月15日(日)まで開催される。
ミュシャの作品を彩った女性たちに焦点をあて、彼の芸術人生を辿る
ヨーロッパで起こった芸術運動アール・ヌーヴォーの旗手として知られるアルフォンス・ミュシャ。数多くの女性像を優美に繊細な表現で描き出す彼の作品は、ミュシャ様式とも呼ばれ、アール・ヌーヴォーの代名詞ともいえる。
本展では、ミュシャと同郷の医師ズデニェク・チマル博士の親子3代にわたる膨大なコレクションから、リトグラフのポスターや装飾パネル、素描、挿絵原画、油彩画など約150点を厳選。「運命の女たち」というタイトルの通り、初恋に始まり、栄華を極めたパリ時代、そして晩年に至るまでミュシャの作品を彩った女性たちに焦点をあてミュシャの芸術活動を追う。
第1章 幼少期、芸術のはじまり
第1章では、ミュシャの初期の素描、城館の装飾デザインなどを展示。併せて、彼と交流のあった女性にまつわる作品を紹介する。中でも、早世した初恋の人・ユリエ・フィアロヴァー(愛称:ユリンカ)の面影は、後々までミュシャに影響を与え、作品の中へ投影されている。