くらし情報『「ミュシャ展」静岡市美術館で開催 - アール・ヌーヴォーの旗手、初期から晩年まで約250点』

2018年4月29日 17:45

「ミュシャ展」静岡市美術館で開催 - アール・ヌーヴォーの旗手、初期から晩年まで約250点

その他、義姉、妹、そして幼馴染の少女テレザ・トラプルらとの交流が、美しい女性を描く彼の芸術人生に大きな影響を与えたという。

第2章 パリ、転機が訪れ人生の絶頂期に
1887年、パリに出たミュシャは、挿絵の仕事で生計を立てるようになる。第2章で紹介されるのはパリ時代の作品だ。『おばあさんのお話』で描いた45枚の挿絵によって彼の人気に火がつき、そして『ドイツ史の諸場面とエピソード』で歴史画シリーズを手がけたことが、代表作である《スラヴ叙事詩》へとつながっていく。

このほか様々な雑誌に挿絵を寄せていたミュシャだが、そうした中で大女優サラ・ベルナールとの出会いが転機となった。彼女の舞台《ジスモンダ》のポスターが大反響を得たのだ。その後6年間にわたりサラと契約を結び、ポスターに加えて舞台装飾などのデザインも手がけるようになった。こうして完成した女性の優美な佇まいと独創的な模様を組み合わせた「ミュシャ様式」は、アール・ヌーヴォーの中で重要な位置を占めるようになった。


第3章 アメリカ、表紙絵や商品パッケージなど新たな道の発見
パリ時代から晩年への過渡期にあたる、アメリカ時代の作品が集う第3章。アメリカの大手雑誌社『ハースツ』の表紙絵や商品のパッケージなどのデザインも手掛けた。

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