2018年11月22日 14:10
東京国立博物館で「博物館に初もうで」19年干支“イノシシ”題材の作品群&国宝「松林図屏風」も公開
上野・東京国立博物館が、新春イベント「博物館に初もうで」を2019年1月2日(水)から1月27日(日)まで開催する。
毎年お正月の恒例企画となっている「博物館に初もうで」は、名品の数々と共に、新年を祝すイベント。2019年は、干支「亥(イノシシ)」を題材にした作品を展示する。
日本全国に生息するイノシシは、食用として人の生に密着していることや多産であることから、古くから“豊穣”を示す象徴として親しまれていた。また、前に突き進む猛烈な勢いのある様から、“猪突猛進”という四字熟語が生まれる契機ともなっている。
2019年もそんなイノシシのように“勢いのある”1年となるように願って、会場にはイノシシをモチーフにした作品群で彩られる。喜多川歌麿が描いた「浮世七ツ目合・巳亥」や岸連山の「猪図」など、江戸時代の画家による作品をはじめ、大正時代に石川光明が手掛けた「野猪」などが展示される。
また国宝の「松林図屏風」や「古今和歌集(元永本)下帖」が公開されるほか、重要文化財「色絵月梅図茶壺」など、普段はなかなかお目にかかれない日本の名品を展示する。
また会場外では、獅子舞や和太鼓などを楽しめる、伝統的な日本芸能イベントも2日間に渡って開催。