2019年9月27日 17:40
プラダ 2020年春夏コレクション - “服を着る”ことへの原点回帰
だからこそ、トップスはレザーをそのまま肩紐で吊るしたようなものだし、スカートはラップ式がほとんど。一見単純な服には、技巧的な刺繍を施すことで過去にはない気品を纏わせている。自然をデザインへと昇華する試みも多々あり、ボタニカルな柄は精緻な手刺繍で意気揚々とゴートレザーのスカートや、シルクドレスにあしらわれた。
自然に由来するバッグやシューズ
小物は、過去に由来する素材使いと、時を感じさせるデザインから完成している。今季のシューズは、レザーの編み込みがアッパーやサイドに施され、まるで履き古したようなヴィンテージタッチのカラーがのせられた。フラットサンダルのアッパーもレザーの編み込みで涼やかに演出し、カラーバリエーション豊富に提案している。
プラダの真骨頂であるサフィアーノレザーのバッグにも、編み込みでひと工夫を加えた。さらにラフィア素材をはじめ、原始的なムードを漂わせるバケツ型バッグが豊富に揃っているのも特徴的。
言わずもがなアイコニックなナイロンバッグは、半月型のハンドバッグとして登場している。
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