2019年9月28日 07:15
サンローラン 2020年春夏ウィメンズコレクション - 眩いばかりの煌めきを湛えて
しかしながらスーパーショート丈のパンツや胸元を深く開けたシャツなどをスタイリングしているため、アンソニー・ヴァカレロが得意とするセンシュアルな女性らしさも感じさせる。
輝きを纏ったエレガンス
突然ロングボトムスのルックが現れると様子は一変。煌めく刺繍をあしらったシースルードレスや、細やかなプリーツを入れたゴールドカラーのスカートなどによって、ランウェイが輝きで満たされる。ランウェイを照らす力強いスポットライトにも引けを取らない、眩いばかりの煌めきだ。
中盤特に存在感を放っていたシースルーのドレスやブラウスには、メゾンのコードであるブラックだけでなく、ネイビーやボルドー、ダークグリーンなど深みのある上品なパレットを採用。アイテム自体もひざ下丈のドレスやフレアシルエットのスカートなど優美なものに変わり、エレガントなフェミニティが加速していく。
漆黒の世界に煌めきをもたらす
フィナーレに近づくにつれランウェイを席巻したのは、真っ黒に染まったテーラードジャケットやうねるようなカッティングを施したリトルブラックドレスなど、漆黒のピース。ただしそれらはシークインやラメなどの装飾を施したテキスタイルで仕立てられており、ステージのバックにそびえ立つエッフェル塔と連動するように、きらきらと眩い輝きを放つのである。
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