2020年1月13日 17:10
東京都現代美術館“エコロジーとアート”を探る「オラファー・エリアソン」展、虹のインスタレーションなど
人と自然がとり結ぶ、複雑な関係を垣間見られるだろう。
自然の変化を追って
またエリアソンは、幼少期に多くの時間を過ごしたアイスランドの自然現象を長年にわたり撮影してきた。過去20年間の氷河の後退を目に見えるかたちで提示する《溶ける氷河のシリーズ 1999/2019》など、アートを介して気候変動へと働きかける試みに触れられる。
“サステナブル”への関心
さらに近年は、電力の通らない地域に住む人びとに携帯式のソーラーライト「リトルサン」を届けるなど、社会的課題へも目を向けるエリアソン。本展では、「リトルサン」に蓄えた太陽光によりドローイングを描ける《サンライト・グラフィティ》など、再生可能エネルギーへの関心を間近に感じられる作品も展示する。
展覧会概要
展覧会「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」
会期:2020年6月9日(火)~9月27日(日)
※当初は2020年3月14日(土)〜6月14日(日)の予定だったが、開催を延期
会場:東京都現代美術館 企画展示室 地下2F
住所:東京都江東区三好4-1-1(木場公園内)
開館時間:10:00〜18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)