写真家ロベール・ドアノー“パリの音楽”がテーマの展覧会、Bunkamura ザ・ミュージアムで
下町のビストロや酒場でシャンソンを歌う“街の音楽家”を収めた《流しのピエレット・ドリオン》や《音楽好きの肉屋》では、日常の中に音楽が溶け込むシーンを切り取っている。これらの写真からは、ドアノー独自の音楽的感覚が窺えるだろう。
時代を彩ったアーティストたちの素顔
また、ドアノーはシャンソンの名曲「枯葉」の作詞で知られるジャック・プレヴェールや、当時のナイトクラブで活躍した歌手アーサ・キットなど、様々なジャンルで活躍した音楽家の姿を撮影。20世紀を代表するソプラノ歌手マリア・カラスのレコーディング中の様子を収めた1枚は、彼女のリラックスした表情が印象的だ。ドアノーのフィルターを通して、パリの音楽シーンを彩ったアーティストたちの素顔も垣間見ることができる。
展覧会概要
展覧会「写真家ドアノー/音楽/パリ」
会期:2021年2月5日(金)〜3月31日(水)
会場:Bunkamura ザ・ミュージアム
住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1 B1F
開館時間:10:00~18:00(入館17:30まで)
※毎週金・土曜日は21:00(入館20:30)まで
料金:一般 1500円(前売 1300円)