東京・岡本太郎記念館で「対峙する眼」展 - 岡本太郎の絵画の“向かい合ういのち”に焦点
東京・岡本太郎記念館では、企画展「対峙する眼」を、2021年3月14日(日)まで開催する。
ふたつの“いのち”の対峙
岡本太郎は洋画家としてキャリアをスタートさせたが、しかし通常の洋画家とは大きく異なっていた。つまり、裸婦画や人物画、風景画、そして静物画など、一般的な西洋画題をまったく取り上げなかったのだ。
岡本が描いた内容は一見しただけでは判然としないものの、それでもほぼ必ず現れるモチーフが「眼」、何かしらの生きものの“いのち”であった。なかでも頻出するのが「対峙する眼」であり、向かいあうふたつの“いのち”が、語りあい、睨みあい、笑いあい、そして見る者を睨みつけるかのように表現されているのだ。
企画展「対峙する眼」では、対峙する生きものが描かれた作品を一堂に集めて紹介。《にらめっこ》をはじめ、生命力にたぎる岡本の作品世界にふれられそうだ。
展覧会概要
企画展「対峙する眼」
会期:2020年9月30日(水)〜2021年3月14日(日)
※1月31日(日)までの会期を予定していたが延長
会場:岡本太郎記念館
住所:東京都港区南青山6-1-19
TEL:03-3406-0801
開館時間:10:00~18:00(最終入館は17:30)