2020年10月18日 20:30
ハレ 2021年春夏メンズ・ウィメンズコレクション - 狂った鏡、“似ている”けれど“違う”2人
大胆な柄
植物の姿をドローイングを施したような柄も、爽やかなシースルー素材になどにのせられた。白と黒という明るさと暗さの対極にあるカラーだからこそ、力強くうねるようにして広がる柄が、2人のあいだで点滅するかのようにコントラストを織りなしている。
色彩はニュアンス豊かに
「赤と黒」ならぬ「白と黒」のコレクションと思いきや、後半にはニュアンスに富んだ色彩を、やはり対をなすようにして展開した。テーラードジャケットのセットアップには、淡いピンクやモスグリーンをのせて。また、ライトグリーンとブルーのブラウスは、ボディ部分やスリーブにたっぷりと生地の分量をとりつつも、シアーな素材感と相まり、その印象はあくまで空気を包んだようにして重さを感じない。
不連続な素材が生む表情
パンツの一部を透け感のある素材で切り替えるなど、異なる素材が生み出す風合いの不連続性も心地よい。また、“超”ショート丈のジャケットの下には、ボタンを開けたカーディガンをタックイン。軽やかなウェアが中心であるからこそ、着こなしではレイヤードを駆使して奥行きを与えている。
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