2021年9月11日 10:35
“日本の四季と俳句”テーマの展覧会、ヤマザキマザック美術館で - ガラスや陶芸など日本の現代工芸
企画展「四季折々の情景 美術館に息づく小さな自然たち」が、名古屋のヤマザキマザック美術館にて2021年10月29日(金)から2022年2月27日(日)まで開催される。
“日本の四季”と“俳句”をテーマに作品展示
「四季折々の情景 美術館に息づく小さな自然たち」は、変化に富んだ「日本の四季」と、四季を五七五の十七文字で鮮やかに切り取る俳句の世界を軸に、自然の情景を再現する展覧会。
会場では、小林一茶「うまさうな 雪がふうわり ふわりかな」や正岡子規「柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺」といった有名な俳句を軸にして、現代作家9名(組)の作品をヤマザキマザック美術館所蔵のアール・ヌーヴォーのガラスや家具と共に展示。四季折々の美しさを巧みな技によって表現した絵画や陶芸、ガラス作品などを紹介する。
植物や昆虫を表現した超絶技巧の陶芸
微細な陶のパーツを組み合わせた稲崎栄利子の陶芸作品《念力Ⅱ》や、実物かと見紛うほど精巧な昆虫が羽を休める小橋順明の《jewel beetle and skull》など、陶芸ならではの超絶技巧に注目。陶の質感を生かし、動物や植物を力強く描いた井上雅子の《蓮と蛙》も目を引く作品だ。