くらし情報『映画『ONODA 一万夜を越えて』“最後の日本兵”小野田寛郎の過酷な潜伏期間を描く』

2021年9月13日 08:05

映画『ONODA 一万夜を越えて』“最後の日本兵”小野田寛郎の過酷な潜伏期間を描く

ついには、25年以上も共にジャングルを生き抜いた唯一の友である小塚を亡くし、真の孤独に苛まれる。

青年期を演じるのは、遠藤雄弥。山崎貴監督の『ジュブナイル』で13歳の時にデビューし、近年はドラマ・映画で活躍している。

成年期は、これまでに250本以上の映画に出演し、北野武監督ら日本映画界の巨匠たちから信頼を得る津田寛治が担当。成年期の小野田を体現するため、約1年かけて減量し、撮影に臨んだ。

谷口(イッセー尾形)
小野田にルバング島でのゲリラ戦を決行するよう命じた上官。

鈴木紀夫(仲野太賀)
小野田が帰国するきっかけになった旅人。今もなお戦争の中を生き続ける小野田にとっては、シャツにジーンズ、靴下にサンダルばきという見慣れない“奇妙な”出で立ちをした鈴木。
小野田は鈴木を警戒し、銃を向ける。一触即発の体制で、鈴木は小野田にこう話しかける。

「話がしたいんです。とても長く、辛いご経験をされたと思います。戦争は終わりました。昭和20年に。小野田さん、どうするおつもりですか。ここに骨を埋めるおつもりですか。
日本に、僕と一緒に帰りませんか。」

この言葉がきっかけで、小野田寛郎の約30年に渡る潜伏生活が終わりを遂げる。

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