映画『PLAN 75』倍賞千恵子主演、75歳から“自らの生死を選択できる制度”その是非を描く
だったという。
また、「ここ最近は年をとることに対する不安ばかりがメディアで煽られるようになっている。高齢化社会の問題が解決に向かわないことの憤りが、高齢者自身に向けられているように感じる。誰もがこの先体験するという意味で想像しやすいであろう高齢者を主人公にした物語を描こうと思った」と語っている。
主演は倍賞千恵子
主人公・角谷ミチ...倍賞千恵子
夫と死別してひとりで暮らす78歳の女性。高齢を理由に清掃の仕事を解雇され、住む場所をも失いそうになり、<プラン 75>の申請を検討し始める。主演を務める倍賞千恵子は、脚本を読み「最初は“酷い話”だと思ったのですが、物語の終盤でミチがある選択をする姿が描かれており、そこにものすごく心打たれ、惹かれて…それだけで出演を即決しました」と振り返る。
岡部ヒロム...磯村勇斗
市役所の<プラン 75>の申請窓口で働く職員。
映画『ヤクザと家族 The Family』、『東京リベンジャーズ』、『劇場版 きのう何食べた?』やドラマ「サ道」などに出演し、2022年の日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した磯村勇斗が演じる。
成宮瑶子...河合優実
死を選んだお年寄りに“その日”が来る直前までサポートするコールセンタースタッフ。