2022年1月30日 12:56
『思い込み』は視野が狭くなっているのかも 新しいフェーズの歩み方も進化しながらいきたいもの
吉元由美の『ひと・もの・こと』
作詞家でもあり、エッセイストでもある吉元由美さんが、日常に関わる『ひと・もの・こと』を徒然なるままに連載。
たまたま出会った人のちょっとした言動から親友のエピソード、取材などの途中で出会った気になる物から愛用品、そして日常話から気になる時事ニュースなど…さまざまな『ひと・もの・こと』に関するトピックを吉元流でお届けします。
『思い込み』と『うっかり』は老化の始まりか
4歳になる姪の息子くんが、誰も教えていないのに指を使って足し算をしていました。親も気づかなかったそうで、どうしてそんな知恵が湧いたのか、子どもの成長していく過程は驚くことばかりです。
いろいろなことができるようになり、理解できるようになるのを成長と言うなら、できなくなっていくのは何と呼ぶのか。
これからそんな年代に入っていくのですが、これを衰退と言うのは悲しいので、私は「新しいフェーズ(段階)に入る」と表現します。
新たな段階ですから、注意深く自分を観察しつつ、驚きながらもできるだけキープできるように努めようと思っています。……が、自分でも意味がわからないことをしてしまうと、さすがに考えてしまいます。