かっこいい男性を「伊達男」、度の入っていないオシャレメガネを「伊達メガネ」なんて言いますよね。さらには「伊達じゃない」なんて表現もあり、普段の会話の中で登場することも珍しくはない「ダテ」という言葉。でも、いざ「伊達ってどんな意味?」と尋ねられた時、スッと答えられるという方は少ないのではないでしょうか。
そんな「伊達」という言葉の意味や由来を調べてみました。
類義語は「粋」や「見栄」
「伊達」とは、「人目を引くように派手に振舞うこと」や「好みが粋(いき)であること」を表す言葉ですが、「立て(だて)」という接尾語がもともとの形なのだとか。
この「立て」とは、「忠義立て」や「隠し立て」などの言葉で使われているように、「むやみやたらにそう見せようとすること」や「いかにもそう見せようとすること」という意味をもちます。「伊達男」は、男としての面目が立つように振る舞うことを表す「男立て」という言葉が由来なのだそう。
また「伊達男」に対して、格好のよさで人目を引く女性や粋な女性を表す「伊達女」という言葉もあります。
伊達政宗との関係は?
では、どうして「伊達」という漢字があてられたのでしょう。