
暑い日はキンキンに冷えたビールや炭酸のジュースが飲みたくなりますよね。
いざ飲もうと思った時、あまり冷えていないと「冷凍庫で一気に冷やそうかな…」と考えてしまうかもしれません。
しかし、缶の炭酸飲料は冷凍庫に入れると危ないといわれています。これはなぜなのでしょうか。
そもそも冷凍可能商品以外は冷凍厳禁
飲料メーカーのアサヒ飲料株式会社(以下、アサヒ飲料)と、アサヒビール株式会社(以下、アサヒビール)に『缶ビール、缶の炭酸飲料を凍らせてはいけない理由』を聞いたところ、以下の回答がありました。
前提として、缶に限らず、炭酸飲料に限らず、冷凍可能商品以外を容器ごと凍らせるのはメーカーとして推奨していません。
また、ペットボトルや炭酸以外の飲料ならOKというわけではありません。
その上で、アサヒ飲料はこのような見解を示します。
液体が凍ると体積が1割程度、膨張するといわれているため、缶容器が膨張したり、場合によっては飲み口のスコア(開口部の溝)が切れ、中味液が出てしまうことがあります。
また、炭酸飲料を凍らせると、溶け込ませた炭酸が一気に抜けるので、解凍後に開栓すると中味液が噴き出すことがあります。