2023年9月21日 11:00
「サンダルを履けない日が来るかも」 環境省の注意喚起に「そんな事態に…」「差し迫った恐怖」
まず、冊子の作成に関わった環境省外来生物対策室の担当者に話を聞きました。
―そもそも、『要緊急対処特定外来生物』とは?
『要緊急対処特定外来生物』は、まん延した場合には著しく重大な生態系などへの被害が発生し、国民生活にも著しい悪影響を与えるおそれがある特定外来生物を指します。
そのため、要緊急対処特定外来生物やその疑いのある生物を発見した場合、緊急的に拡散を防止するための対策をとる必要があるものを指定しています。
2023年4月に『特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律の一部を改正する法律』(以下、『改正外来生物法』)が全面施行され、『ヒアリ類』が要緊急対処特定外来生物に指定。
それに伴い、同年6月にはヒアリ類が発見された際に、事業者の方々が取り組むべき事項を定めた『ヒアリ類(要緊急対処特定外来生物)に係る対処指針』が施行されました。※画像をクリックすると拡大します。ヒアリの画像が含まれるのでご注意ください。
―『要緊急対処特定外来生物』に指定されている生物は?
2023年現在、指定されているのは『ヒアリを含むヒアリ類4種群23種類とその交雑種』のみで、身近で観察される種は含まれていません。