2023年9月21日 11:00
「サンダルを履けない日が来るかも」 環境省の注意喚起に「そんな事態に…」「差し迫った恐怖」
―『ヒアリ類対処指針冊子』を作ったきっかけは?
ヒアリは、さまざまな輸入品に混入していることから、この対処指針に基づき、ヒアリが定着している国や地域から輸入されたコンテナなどを取り扱う幅広い事業者の方々に、新たな取り組みを求めることになります。
ここ数年は毎年、大規模な侵入事例が確認されており、専門家からも「定着ギリギリの状態」というご指摘を受けています。
その一方で、侵入が初めて確認された2017年と比較すると、世間の注目度が下がっているという懸念がありました。
そのため、対処指針の対象となる輸入事業者を始めとする幅広い方に向けて、対処指針の内容やヒアリの現状について周知する資料を作成したいと考えました。
※画像をクリックすると拡大します。ヒアリの画像が含まれるのでご注意ください。
―どんなタイミングでヒアリと遭遇することが多い?
ヒアリは国内への侵入事例が毎年確認されていますが、確認された際には、関係者で連携して速やかに防除を行うことで、日本国内への定着を防いでいます。
そのため、国内でヒアリに刺された事例は、弊省で把握している範囲では、『輸入コンテナなどを取り扱う事業者の方々がコンテナから荷物を下ろす際に、荷物などに付着しているヒアリに刺された』という数例のみ。