2024年1月12日 10:00
服に食べ物を落としちゃった! 専門店に聞いた『正しい対処法』がタメになる
しみが付いても慌てないこと!
福永さんにうかがったところ、食べこぼしが落ちるなどのしみの原因になることが起こっても「慌ててこすらないのが最良の方法」だといいます。
一番悪いのは、おしぼりなどでゴシゴシこすることだそうです。
福永さんによれば、「こすると繊維の奥まで物質が入り込み、かえって汚れを落としにくくなりますので、焦っていてもこすらないようにしてください」とのこと。
その場では何もしないのが正しい対処で、できればその場では汚れの表面部分だけを落とすのが正解だといいます。
プロはどれくらいのしみなら抜けるのか?
それでは、しみの抜き方のメカニズムが気になるところですが、福永さんの話によると…。
例えばハンバーグにかかっているソースが付いたとして、そのソースにはさまざまなものが含まれています。
まず油を壊して、その下にあるタンパク質を壊し、さらに、タンニンや渋(しぶ)を壊し、最後に色素を取るという形になります。プロは高圧の水で洗浄し、特殊な薬剤を使ってしみ抜きを行っているそうです。
では、プロはどのくらいのしみを抜くことができるのでしょうか。『匠抜き』に実例を見せてもらいました。