くらし情報『ゴミ箱に捨てた使用済みカイロ、発火のリスクは? 専門団体の回答に「これは初耳」「そんな仕組みが」』

2023年12月14日 09:51

ゴミ箱に捨てた使用済みカイロ、発火のリスクは? 専門団体の回答に「これは初耳」「そんな仕組みが」

目次

・使い捨てカイロが発火する危険性はない
・土に還る使い捨てカイロもある
・捨てる際には各自治体のルールに注意
※写真はイメージ

寒さが本格化する季節に恋しくなる使い捨てカイロ。ポケットや懐に入れておくだけで体をじんわりあたためてくれる、冬に便利なアイテムです。

しかし、使用したカイロの処分方法について迷う人も多いのではないでしょうか。使用している間はかなりの高温になるため「そのまま捨てると発火してしまうのでは?」と不安になる気持ちも分かります。

もし、発火する恐れがあるのであれば、燃えるゴミと一緒に入れるのは危険ですよね。そこで、カイロの処分方法や活用方法について「日本カイロ工業会」に聞いてみました。

使い捨てカイロが発火する危険性はない

日本カイロ工業会への問い合わせで、「使い捨てカイロが発火する可能性」について尋ねたところ、発火の心配は不要との回答を得ました。

使い捨てカイロは、中身の鉄が空気の酸素と反応し、酸化鉄を形成する過程で生じる熱を利用するものです。


日本カイロ工業会の加盟企業が製造する使い捨てカイロは、日本海事検定協会による危険性評価証明書を取得し、自然発火性試験および自己発熱性試験をクリアしており、その結果発火の危険はないと証明されています。

少なくとも、日本カイロ工業会のメンバー企業が市場に出しているカイロについては、自然発火のリスクは極めて低いといえます。

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