節分に恵方巻きを食べる理由とは? 意外な歴史とルーツに「なるほど」
阪急百貨のオンラインストアで紹介している、有力な2つの説を見てみましょう。
1.すし・のり業界が広めた説
「商業組合が発行した宣伝広告」によって恵方巻が広まったという説がありますが、実際には1930年代にはすし屋の組合が、1970年代には海苔・厚焼きの組合が恵方巻の由来やいい伝えに関するチラシを作っていたのだそう。
当時のチラシをきっかけに、毎年の大きなイベントとして定着していったのなら、まさにこの施策は大成功といったところでしょう。
2.コンビニの『セブン-イレブン』が仕掛けた説
もうひとつの有力な説というのが、「セブン-イレブンが流行りを作った」というものです。1989年の節分に、広島県の一部のセブン-イレブンで太巻きを売り出したのがきっかけとされています。
その際に太巻きに「恵方巻」という名前を付けて売り出したことで知名度が上がり、1998年には全国展開に至りました。そこから、現在のようにスーパーや百貨店でも販売されるようになったのだとか。
節分は歴史もともに感じられるイベント
すし屋やのり業界が普及させたのか、セブン-イレブンが仕掛けたのか、どちらの策かは定かではありません。