「知らなかった!」 部屋の壁にある『通気口』はなんのためにあるの?

マンションやアパートの部屋の壁に、通気口が設置されていることがありますよね。
丸い筒状のタイプや、四角い形状でプレートで覆われているタイプなどさまざまな形状がありますが、なぜ通気口を設置する必要があるのでしょうか。
また、ふさいでしまったら何か問題があるのでしょうか。部屋に通気口がある理由を調べました。
通気口は部屋の気密性を緩和する!
マンションなどの賃貸業務を行っている、藤伸興業株式会社(以下、藤伸興業)によると、通気口が設置されているのは「部屋の気密性が高くなりすぎないようにするため」とのこと。
現在の住宅は室内でも快適に過ごせるよう、気密性・断熱性が高くなるよう設計されています。
しかし、気密性が高いと、ほこりや湿気などが部屋の中にたまりやすくなるので、健康面に悪影響を及ぼす恐れも。
そのため、通気口を設置して効果的に空気を循環させているのです。
加えて、建材などから出る化学物質を室外に出す働きもあります。

※写真はイメージ
また、通気口があることで部屋の気圧が下がるのを防ぎます。
気密性の高い部屋で換気扇を付けた場合、部屋の中の圧力が下がることで外部との圧力差が生まれます。