賞味期限切れのミネラルウォーター、飲んでもいい? 企業の回答に「そうなんだ」
このような製造工程を経るため、腐敗の元になる菌が水に触れないようになり、ミネラルウォーターは腐らないのです。
ミネラルウォーターに賞味期限があるのはなぜ?
では、ミネラルウォーターに賞味期限があるのはなぜなのでしょうか。
実は、水が悪くなるから賞味期限があるわけではありません。ミネラルウォーターに賞味期限がある理由は、経済産業省が所管する『計量法』の規定によります。
同法では、その内容量は「政令で定められている誤差を超えてはいけない」と決まっており、ペットボトルのミネラルウォーターの場合は「500㎖なら誤差2%まで」「2ℓなら誤差1%まで」です。
ペットボトルは長時間保管すると、内容物がわずかながら蒸発するため、賞味期限を1~2年などにしているのです(※)
※計量法は商品の販売時に適用されるものであり、販売後、水分量の蒸発などで自然減少しても違反にはならない。
長期保存が可能というミネラルウォーターの場合には、蒸発を抑えるためにペットボトルを厚いものにしたり、梱包するダンボールを固くて丈夫なものにしたりと工夫しています。
災害時のためなどの備蓄用ミネラルウォーターは、普通より頑丈なダンボールに入っています。