やりがちな菜箸の使い方 保健所の注意喚起に「絶対守ります」
食中毒が増える梅雨時期。食品の取り扱いはもちろん、食品に触れる菜箸についても、衛生面を考えた使い方が重要になります。
では、菜箸を衛生的に使うには、どのようなポイントを意識すればいいのでしょうか。
東京都練馬区にある、練馬区保健所の生活衛生課に聞きました。
菜箸は識別して使い分けよう
――菜箸を衛生的に使うポイントは?
菜箸に限らず、食品を取り扱う器具は、肉用、魚用、盛り付け用など、用途別に使い分けましょう。
少なくとも、調理用と盛り付け用で使い分けると安心です。
その際は色や形、菜箸であれば、長さなどで用途を決めると識別しやすくなります。肉用は赤、盛り付け用は緑などに分けるのもおすすめです。
器具の使い分けが難しい場合は、包丁やまな板は、先に調理済みの食品やサラダ用の生野菜など、そのまま食べる食品に使用しましょう。
最後に肉や魚介類などの原材料に使用するなど、調理手順を工夫することでも汚染を防げます。
――使った後は消毒したほうがいい?
使用後はよく洗浄、消毒をしてください。洗浄は洗剤を使ってよく洗い、流水でしっかりとすすぎます。
消毒は75℃の熱湯で1分以上の煮沸や、塩素系漂白剤が効果的です。