佐賀県ではこんなのが捕れる ウナギに似てるけど…「凶悪」「怖い」
明かりがほぼ届かない泥の中で暮らすために目が退化した一方、甲殻類を食べるためなのか、口は大きく歯も発達しています。
「腹びれに吸盤がある」というハゼの特徴があるとはいえ、ぱっと見ただけでは、地球の生き物かすらを疑う独特なフォルムで、まさにエイリアンでしょう。
ちなみに幼魚は赤色で、目がクリクリとしている意外な一面も。
エツやムツゴロウと同じく、日本では有明海にしかいない『有明海特産種』なのですが、これはかつて中国から、たくさんの生き物が有明海に渡ってきた名残なんです。
そういった意味で、泥の海である独特な有明海を代表する魚といえるかもしれません。
ワラスボの幼魚
佐賀県の土産として、干物で販売されていることが多いワラスボが、現地では刺身でも食べられているとは驚きですね。
また、幼魚だと牙が小さく、つぶらな瞳で愛嬌があることから、心を掴まれた人もいるでしょう。
ワラスボのファンが、全国各地に誕生した…かもしれません!
実物を自分の目で見たい人は、ぜひ佐賀県に足を運んでみてください。
[文・構成/grape編集部]