ジャンボタニシと間違えて駆除してない? 写真に「よく見たら全然違う!」
繁殖力が強く、日本各地で問題となっている、淡水巻貝のジャンボタニシこと『スクミリンゴガイ』。
食用目的で輸入されたものが野生化し、稲などの水田作物に食害を与えているため、要注意の生物として駆除が進められています。
※この記事には巻貝の写真が含まれます。苦手な人はご注意ください。
ジャンボタニシ・ほかのタニシを混同してない?
ジャンボタニシという俗称から、あなたは『大きいタニシ』に、どんなイメージを抱いているでしょうか。
もしかしたら『大きいタニシ』のことをジャンボタニシだと勘違いして、「すべて駆除すべき」と思っていませんか。
実は、ジャンボタニシはタニシとは異なる種。在来のタニシは、藻類やプランクトンなどを食べるため、稲を食害しません。
福岡県柳川市にある『やながわ有明海水族館』の、前館長である亀井裕介(@kame___suke)さんは、勘違いを払しょくするため、ある画像をXに投稿しています。
「ジャンボタニシと間違えて、駆除されている場合もあります」
そんなコメントとともに、水田に生息する一般的なタニシと、ジャンボタニシの見分け方を投稿したのです!
稲を食害しないのは、オオタニシ、マルタニシ、ヒメタニシなど。