内田有紀が助演、石橋静河が主演女優賞を受賞し喜びの声【#燕は戻ってこない】
内田さんは、続けてこのように語りました。
本当に主役の石橋静河ちゃんはじめ、現場のスタッフ一丸となって作り上げた『燕は戻ってこない』という代理出産をテーマにしたドラマでした。
血や骨や肉、すべてこの私が演じた女性に染み込ませなければ向き合いきれなかった作品だと思っております。
そして、桐野夏生さんが書かれた原作は、どのキャラクターも人として決して美化せずに、そのまま感情をむき出しにした姿を描いてくださった、非常にリアリティのある作品でした。
読むのと演じるのとでは随分違っているなと、私自身、最初は不安に思ったり悩んだりもしました。
でも、監督の田中健二さん、それからプロデューサーの方々、脚本の長田育恵さん、スタッフの方々、みなさん心強く私を支えてくださって、揺れながら、呼吸しながら、日々撮影に向き合えたと思っています。そして今日、この素敵な賞をいただけて、改めてこの賞をいただけるように、これからも自分がこの役とともに寄り添って生きていける女優であるように、俳優であるように、一歩一歩大切に進んでいきたいと思います。
改めて、この賞をいただけたことで、信じてスタッフのみなさんと今日来れたこと、認めていただけたんだなと感じています。